個人事業主や小さな会社のマーケティング。
やることを大きく2つに分けて考えれば、あれこれと悩むことも考えすぎて止まってしまうことも無くなりますよ!
マーケティングが大切なことは分かるけど、具体的にどんなことをすれば良いのやら……
大きな会社の常識をそのままに個人事業をしたり、小規模な会社を運営するのは危険です。
全く成果の出ない取り組みだったり、考えすぎて動けなかったり、資金ショートに繋がるかも!
個人事業主や小さな会社に必要なマーケティングを理解して実践していきましょう。
既に売れている商品やサービスの育成、既に取引のあるお客様との関係性を育成することが第一
日本人特有なのかな?改善が好きな人は結構多いように感じます。
『なぜ売れないのだろう?』
『どうしたらもっと売れるようになるのだろう?』
確かにこれはこれで大切なことですが、個人事業主だったり小さな会社が最優先すべきは『売上を上げること』のみです。
だったら、あれこれ改善することを考えるよりも、売れている部分を伸ばしたり売れるものを扱う方が早くないですか?
よく売れている商品・サービスはお客様の支持を得ている証拠、なぜ購入してくれるか直接聞いてみよう!
売れていない商品やサービスの改善を考えてしまう人がいますが、これは大きな間違いです!
まずやるべきことは『エース格』の商品・サービスがなぜ売れているかを分析すること。
取り扱いを止めるような商品が出てきても、それはそれで時間やお金・思考といった資源を集中的に投入できますよ!
そして、分析と言っても大きな企業がするような難しいことをする必要はありません。
『お客様に聞く』ことをすれば一番早いです!
より満足度を高めるためのアイデアをいただけることもあり、一石二鳥です。
お得意様の共通点を探し、似たような属性の人にアプローチしましょう
年齢や性別は勿論、どういった属性の人が多いかを理解しているでしょうか?
悩みの種類や生活習慣、価値観など、何かしらの共通点が見つかるはずです。
(例)不動産会社様からのご依頼、築年数10年以上の物件に関する相談が多い
(例)賃貸物件を管理している会社の情報を取る
(例)築年数の長い物件の修繕に特化したDMを送付
シンプルですがかなり強力な手法です!
最優先で取り組んでみてください。
新商品や新サービスの企画、新しい属性の顧客を開拓
営業マンの経験が長いと、ここを重視してしまいがちですよね。
ですが、上記で述べた通り、既存商品の育成と既存客の育成が最優先です!
同時に、将来を見据えて『新商品の企画』と『新規顧客の開拓』を行っていくことも大切なこと。
優先順位を明確にしつつ、スケジュールにあらかじめ時間を確保しておきたいものです。
細かく調査をしすぎない!決めるのは『コンセプト』と『ペルソナ』
大企業のように、細かな市場調査をしすぎることは必要ありません。
修正が必要になることは勿論ありますが、その都度修正をしていけば良いものです。
『新商品のコンセプト』
『そのコンセプトに対して反応するお客様候補(ペルソナ)』
この2点だけを徹底的に考え尽くしましょう。
まずは既存のお客様に、新しい商品を提案してみるところから
ノーリスクで行うことができますし、ある程度の信頼関係が構築できたお客様からは貴重な意見をいただくことができます。
お客様の声をいただくことで、コンセプトやペルソナを見直したり、深掘りするチャンスにも恵まれます。
但し、明らかに従来の路線と違う商品やサービスを取り扱う際には注意が必要です!
関連性がある程度認められる(同時に、関連性を説明できる)ことが前提になりますよ。
既存商品・既存サービスを新しい顧客属性に対してアプローチしてみる
既にあるものを新しい市場にアプローチするというシンプルな内容。
対象エリアを少し広げてみることだったり、対象となる顧客属性を変えてみること。
エリアに関しては、自身が対応できる範囲であれば拡大していくことができますが、属性が変わると途端に反応が変わることにも気づくかと思います。
全く反応がないことは多々ありますが、その反対に『従来より大きな反応』という可能性もあります!
新商品×新市場は最後に行う
資金力がある大きな企業とは違い、個人事業主や小さな会社は、限られた時間とお金を最大限有効に活用しなければなりません。
1万円を投資したら2万円リターンがあるような、そんな行動が理想的なわけです。
(多額の投資をして、大きなリターンを狙うべきではありません)
新商品×新市場の開拓を行うのであれば、明らかに伸びている市場のお客様に聞いてから行うことです。
必ず、何かしらの不満だったり要望を抱えている層が存在します。(大きなマーケットの一部)
大きなマーケットの一部=即ち小さなマーケット、を狙い撃ちしていきましょう!
まとめ
マーケティング業務は大きく分けて2つ
- 既存商品の育成、既存客の育成
- 新商品の企画、新規顧客の開拓
個人事業主や小さな会社が行う順番
ポイントは『お客様に直接聞いてみる』こと
ここでも、お客様の声を取ることが重要